【知っておきたい】特別養護老人ホームで働くポイント【転職の秘訣】
■特別養護老人ホームの求人について
今回は特別養護老人ホーム(以下、特養)についてご紹介させていただきます。
介護施設と言ってもいくつか種類があります。
その中で特養とはどのような施設で、どのような求人があるのでしょうか。
①特養とはどんな施設?
②特養ではどのような働き方がある?
③おすすめの特養のご紹介
④特養で働くにあたりメリットとデメリット
①特養とはどんな施設?
原則65歳以上の方で介護認定を「要介護3」以上で受けている方を対象に、少ない費用負担で長期入所できる社会福祉法人や地方自治体などにより運営される公的な施設で、医師が常駐していないのも特徴のひとつです。
入所基準は高く、医学管理下でのケアは限定的ですが、一度入所した人の多くはそこで残りの余生を過ごすため、重度の要介護者にとっては最期を迎える場所ともなっています。
②特養ではどのような働き方がある?
■特養では基本的に夜勤はありません。その代わりオンコール体制がほとんどです。
医療施設ではなく介護施設のため、入居者様が眠る夜間帯は介護職員のみで、看護師の仕事はありません。
施設の多くは夜勤がなく日勤のみの勤務なので、既婚者の看護師や育児に追われている看護師には大きなメリットとなるでしょう。
■職員の基準配置は以下の通りです。
入所者が30人以下の場合は、常勤換算で1人以上配置。
入所者が31~50人の場合は、常勤換算で2人以上配置。
入所者が51~130人の場合は、常勤換算で3人以上配置。
入所者が131人以上の場合は、常勤換算で4人以上配置。
比率は看護師も介護士も合わせてなのですが、
看護職員又は介護職員を、常勤換算で、入所者:職員=3:1以上です。
初めて特養で勤務される時は、病院と業務内容が異なるため、教えて貰える環境にある大きめな施設を選ぶことをおすすめします。
■特養で働く看護師の業務内容は、以下のものがあります。
バイタルチェック、薬の管理・配役、皮膚トラブルの処置、入居者様の急変時対応などが挙げられます。
特に急変した時には病院と違い、医師が常駐しているわけではないので、状況と緊急度を自分で判断し、提携の病院に連絡しなければなりません。
ですので、ある程度経験のある看護師が求められます。
③おすすめの特養のご紹介
■特養でもさまざまな居室があります。
・多床室 →1室に対して複数のベッドが配置されているタイプで、現在の多床室は4人部屋となっているケースが多いようです。
・従来型個室 →1室に対して1脚のベッドが配置されているタイプで、1室を1人で利用することになります。以前は単に「個室」と称していましたが、ユニット型個室が登場したことによって「従来型個室」と称することになっています。
・ユニット型個室 →基本は1室1ベッドの個室。10室の個室に対してロビー・ダイニング・簡易キッチン・浴室・トイレを共有する共同生活を送るということ。1ユニットごとに専任の施設スタッフが担当することになっています。
・ユニット型準個室 →基本は1室1ベッドの個室。10室の個室に対してロビー・ダイニング・簡易キッチン・浴室・トイレを共有する共同生活を送るということ。ユニット型個室と同じですが、異なる点は、多床室を改装・分割して作られた個室という点。
居室タイプによって大きく仕事内容が変わることはないですが、転職先がどのタイプなのかも知っておくと良いと思います。
■おすすめの特養の求人は、東京都町田市にある「合掌苑」さんです。
おすすめ理由は給与も高く、無料の託児所もあり、さらに特養でも珍しい単身寮と家族寮もあります。
働き方も日勤のみ(オンコールあり)で、残業少なめなので生活と仕事の両立がはかれます。
福利厚生が充実しているかを見るのも転職する際のポイントになります。
④特養で働くにあたりメリットとデメリット
さて上記にも小出しでメリットを書かせていただきましたが、今一度整理しましょう。
■メリット→夜勤が少ないので、既婚者の方や育児をされている方、又は体力的に夜勤が難しい方におすすめです。急性期病棟のようにバタバタしないので、一人一人じっくり看護が出来ますし、入居者様のご家族と相談して決めていくのも大切な仕事です。よって、医療的な処置を行うことは少ないのですが、看護師としてのやりがいは十分に感じられる職場だといえるでしょう。
■デメリット→入居者様の体調管理の面で看護師が果たす役割も大きいので、やりがいがあるのは確かなのですが、看護師としてのスキルアップという点では難しいのが現実です。割りとゆったりと働けるので、程よい忙しさを求める方にはあまりオススメできません。又、毎日看護をしていた人が亡くなっていくことが、精神的に辛いという看護師もいらっしゃいます。
入居者の体調を把握し、必要に応じて的確に判断を行うスキルが求められる事も多い特養ですが、今までの経験を活かして働けるかと思います!!特養に興味のある方は、是非看護プロにご相談ください!!
2015年12月22日カテゴリー:未分類