ローザス医療ニュースブログ


事業仕分け、大丈夫?

こんにちは。
看護プロの柴崎です。

事業仕分けも三回目となると
刺激がなくなってくるのか、
あれほど騒いでいたマスコミも、トーンが下がってます。

ただ運営側も工夫をしているようで
だいぶ分かりやすいサイト構成になっています。

こちら

工夫するといえば、官僚側も負けていません。
16日にあった「国立病院機構運営費交付金」に関する議論では
国立病院機構の収益に関する議論をすることが、
事前に分かっているのにも関わらず、
「経理責任者」が出席しなかったために、議論が迷走。

結論は、「判定不能」。

これ、絶対意図的ですよ。

会議の場で、どのような質問が出て、誰がどう答えるかを
事前準備するのは、官僚の得意とするところ。
それを「欠席」させるとは、なかなかのツワモノです。

半年に一回程度しか、
この会議が開催されないのであれば
この手法で、何回かは「判定不能」=「現状維持」になりそうですね。

ちなみに、国立病院機構の矢崎理事長は記者団に対し、
「利益が出ているから、キャッシュフローで国に戻したらいいのではないかとか、そんな簡単なことではない」
「今儲かっているから、次も儲かると誰が保証するのか」
「医者の良心でやっている。自分たちのパフォーマンスを示すためにやっているのではない。医療を侮辱している」

と怒りまくったらしい。

怒る前に、経理責任者くらい連れてきなさい。
じゃないと、きちんと議論できませんよ。

2010年11月19日カテゴリー:雑談