AIの活躍により患者の転倒を防ぐ!
今年に入って、AIについてのニュースを目にすることが増えましたが、
医療現場においてもAIの活躍が期待されそうです。
※AIとは:人工知能。身近なところだとiPhoneのsiriやペッパーなど。
データを入力すると、コンピュータが答えを出してくれる、といったものです。
AIというと、「20××年には、AIによって仕事が奪われる!」といったネガティヴな話が週刊誌などでは取り上げれており、良いイメージを持たない方もいるのではないでしょうか。
今回取り上げたニュースでは、「AIにより、人の業務時間の短縮ができる」といった明るい内容となっております。
タイトルに「AIの活躍により患者の転倒を防ぐ!」と書きましたが、誤解のないように説明しますと、
「AIを利用し、転倒する恐れのある患者を事前にチェックし、前もって看護師のフォローが入り、転倒を防ぐ」というのが詳細です。
具体的な手順としては、
①電子カルテに記載された患者の運動機能や注意力に関する情報を、AIにより分析。
②転倒のリスクが高い患者を選り分ける。
③選ばれた患者に対して、歩行時に看護師が寄り添う、転びにくい靴を履いてもらう。
といった対応をとります。
実際に転倒した患者350人の事後分析をしたところ、78%がAIにより「転倒のリスクが高い」と判断されていた、という数字も出ていたようです。
これまでは、看護師が患者から運動機能や精神状態をカウンセリングし、リスクを評価していましたが、どうしても時間がかかってしまいました。
今回のAIによる測定では、数分で分析ができるということで、看護師の業務時間短縮・患者への別のケアにあてることもでき、期待が高まっています。
看護のような「人に寄り添う仕事」の中でも、機械に任せられる業務がでてくると、より「人がすべき仕事」の価値が高まっていく気がします。
負担は減るし、自分の仕事の価値が見直される、といったことであれば、良いことづくめですよね。
AIの発展が医療業界にとって、良い風になればいいですね!
2016年08月30日カテゴリー:未分類