板橋中央医科グループについて
板橋中央医科グループは、IMS(イムス)グループとも略される、国内有数のグループ病院の総称です。
先週の記事にもありました、TMGグループ(戸田中央医科グループ)とは緩やかな連合体を形成しており、AMGグループと合わせて「中央医科グループ」と称されています。
西日本を拠点とする病院グループ・徳洲会と並び「西の徳洲会・東の中央医科グループ」と称されることも多いそうです。
①成り立ち・概要
創設者は中村哲夫さんは、IMS・TMG・AMG、それぞれの創設者である中村3兄弟の長男です。
設立当時の1956年、東京医科大学の外科教室に在籍していた中村哲夫さんが、弟の中村隆俊さん・中村秀夫さんの3人で開業した病床数5の医院「板橋中央医院」が始まりで、院長に中村哲夫さん、副院長に中村隆俊さんが就任しました。
設立当初は、外科系中心の診療体制でした。
1962年に医療法人の許可を受け、その後も増床を繰り返し、1995年の板橋中央産院との合併により、病床数500を超える大型病院となりました。
現在では、首都圏を中心に数多くの病院や医療施設を傘下に収め、総職員数21,491名・総病床数12,494床のマンモスグループになっております。
「愛し愛されるIMS(イムス)」という理念を掲げて、予防医学から救命救急・治療・リハビリテーション・介護・在宅支援までの一貫した総合医療を推し進めています。
②特徴
TMGグループと同じく、一番の特徴は「福利厚生が厚く、教育体制がバッチリ」ということです。
特に教育体制に関してですが、院内教育や看護協会の研修以外にも、キャリアアップ支援として「認定看護師」、「専門看護師」、「ファースト・セカンド・サードレベル研修」の各種資格取得支援も行なっています。
既存の職員向けの教育制度だけでなく、「アイラブナースプログラム」という、看護師になりたい学生の支援をするための総合教育プログラムや、潜在看護師へ向けた復職支援なども積極的に行っています。
また、IMSグループは中央医科グループ3つのグループの中でも、一番規模の大きいグループです。
本部のある板橋地区を中心に、神奈川・千葉・埼玉・群馬・北海道・宮城・山形そしてなんとハワイにも関連施設を持っています。
③関連施設
・池袋ロイヤルクリニック
・板橋中央看護専門学校
④その他
IMSグループでは、毎年11月末に行われている富士山マラソンに特別協賛をして参加しています。
このマラソンは富士山を周遊するマラソンコースとんなっており、景色が抜群なことと、救護体制がばっちり整っていることが魅力のマラソン大会です。
各コース上のいたるところに、看護師・介護士・救命救急士が待機していて、もしもの事態に備えています。
現場の看護師さんが派遣されるかどうかは定かではありませんが、こういった面白い取り組みも行っている医療グループです。