ローザス医療ニュースブログ


自分に何ができるのか

こんばんは。看護プロです。
突然の大地震により、日々、被災地の様子が報道される度、心苦しい気持ちでいっぱいになりますね。。。

私が日々、お話させて頂いている看護師の方々も、今、自分達に何ができるのか考え、しかし、すぐに何か出来ない自分達にもどかしい気持ちを抱いている方々も多いように思います。
そのお気持ちは大変素晴らしいですし、やはり、看護師の皆さんは人一倍、困っている人たちのために何ができるのか。。。という気持ちがお強いなと日々感じております。

ただ、日々、転職のサポートをさせて頂いている身から思うのは、看護師でも超急性期が得意な方がいれば慢性期が得意な方、病棟が得意な方がいれば外来が得意な方、訪問看護が得意な方、様々いらっしゃり各々の役割があるかと思います。

つまりは、各々の特性に応じた役割があるのだと思います。

現在、現地に飛びこんで最前線で看護をされている方々はとても勇気と行動力のある方だと思いますし、とても尊敬すべきことと思います。ただ、これは超急性期での対応であり、本格的な復興に向けて必要なことはまだまだ山積みです。

本当に大変になるのは、生死の不安から解放され日常を取り戻そうとする時だそうです。

日常を取り戻そうとする時に自分達が失ったものの大きさに改めて気付き、絶望してしまう。現在はマスコミが24時間体制で報道してくれるので、目が向きやすいですが、日に日に日常に戻っていってしまう。現に、15年前に起きた阪神大震災の被災者の方々もまだまだ苦しまれている方は少なくないと聞きます。

今、何かできずにもどかしいと感じられている方は是非、自分の特性を被災者の方々のために活かす時が必ずある、その時がくるまで決して今のこの気持ちを忘れない。
そんなお気持ちで日々を過ごしていって頂けたらと思います。

私自身に言い聞かせている文章でもあるのですが。。。

改めて、皆様のご無事と、そして、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

2011年03月25日カテゴリー:看護師