産休についてのお話をしてきました。
産後8週間の産休を取得した看護師さんの多くは、そのまま育休に入る方が多いことでしょう。産休と育休、同じような名前ですが、どんな違いがあるのでしょうか?
育休は取得するには、各病院でのルールもあると思うので、まずは概念を知って、育休がきちんと取得できる体制か確認していってくださいね。
正式名称は育児休業のことです。
産休終了後、お子さんが1歳に達する日まで取得可能な制度です。ただし、保育園に入れないなどの理由があれば、最大1年半まで延長可能です。
産休と違うのは、当たり前ですが…産休は出産する本人、つまり女性しか取得できません。しかし、育休は男女問わず取得可能です★最近男性の育休取得を増やそうという動きがありますよね。
産休は労働基準法上での義務付けがありましたが、育休は労働基準法上での規定は、実はありません。つまり、育休は取得させることが義務付けされてはいないため、育休制度がなくても問題にはならないということ。また、育休を取得するには各事業所の就業規則上のきまりがあるケースが多いです。
妊婦さんで転職活動している看護師さんから、時々いただきます。あ、私も!という方、今までの話を含め、参考にしてみてください。
(相談者)
妊婦なんですが、安定期に入るので、仕事したいんですよね。家にいても暇なんで。
仕事できるところありますか?
(ママさんコンサルタント)
結論から申し上げると、お仕事はあります。ただ、就業する上でいくつか注意点がありますので、それを聞いてもらって就業を検討してみください。
(注)その1
産休のお休みは規定通りもらえるけど、産休手当は就業期間によって有無が決まるので、病院が加入している健康保険組合によります。
(注)その2
育休は育休手当がありますが、これは休暇前1年以上働いた方への手当なので、いただけないと思ってください。
(注)その3
そもそも新規で入職した方が妊婦で、人間関係ができていない中でのフォローを求めるのは厳しいケースもあります。心情的に…。
(注)その4
有給発生前なので、もし体調不良などでお休みしなければいけない場合には欠勤になります。
こんな注意点がありますが、それでも大丈夫ということであれば、モチロンお仕事お探しさせてください♪
妊婦さんでお仕事をすることは、素晴らしいことだと思います。妊婦だからこそ、見えることもありますし、これから同じような人がいた時に相手の気持ちも分かるでしょうから。
でも、大切なことは、無事にお子さんを出産することです。
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